老後のお金、大丈夫?
人生と幸福とお金

老後を見すえた資金の計画をしよう

いつからが老後?

何歳から「老後」というのか。法律で決まっているわけでもないので人によって受け止める感覚はまちまちのようです。定年を過ぎたら老後だろうと思う人、年金生活に入った時からが老後、若い時のようには体が機敏に動かなくなったら・・・、等々。むかしは電車で席を譲られたら老人ではないか、という話題もありました。


いつから老後がはじまるのかと考えるか(あるいは感じるか)は人それぞれですが、生命保険文化センターの平成22年度の調査によると、やはり平均で64歳を老後と考える人が多かったようです。その根拠と言えば、公的年金や退職金以外に貯めておいた老後資金を生活費として使い始めた年齢だそうです。


他の調査でも60歳〜65歳以降は老後という意見が多かったようですが、現在の60歳の人達は、実感としては感じてはいないのではないでしょうか。そうは言っても「定年」「年金の受給」というのは、ひとつの人生の区切りではあるようですね。そして現在ほとんどの企業が定年延長で65歳まで働くことが珍しくなくなってきています。昭和40年代までは定年退職の年齢は55歳だったそうですが、その頃の平均寿命は昭和45年で男性69歳、女性74歳でした。現在の平均寿命は男性・女性とも約10年は伸びています。定年、年金、平均寿命とすべてが先送りされている現在、老後は70歳からと考えている人も増えているそうです。しかも、年齢が高い人ほど「老後年齢」は高くなっているそうですよ。自分がもう「老後」の域に達しているとは認めたくないという心理もあるのではないでしょうか。


しかし、内閣府が実施している「国民生活に関する世論調査」によれば、日本人の日常生活での悩みや不安で最も多いのは「老後の生活設計について」だそうです。年金受給年齢が高くなり、その分定年後も長く働け、老後が先送りされることはいいことかも知れませんが、どこか国民が政府の年金政策の失敗の尻拭いをさせられているようでもあります。