老後のお金、大丈夫?
人生と幸福とお金

老後を見すえた資金の計画をしよう

老後のための各種保険

老後のための保険というと、まず生命保険や医療保険を思い浮かべます。万が一の時には、家族に迷惑をかけたくない、などと思ったりするものですが。老後の保障としての保険には、終身保険や個人年金保険、医療保険、生命保険などがあります。特に生命保険に入らないのは、家族に対して無責任だ、などと思っている人もたくさんいるようです。しかし最近、保険は本当に必要か?といった論調の記事が目につきます。保険は長期的に見れば、かなり高額な商品です。一般に車を買うよりも高くつくといわれています。インターネットの記事によっては「生命保険がとても割高な商品です。割高というのは、保険会社に支払う手数料が高いということです。ですから、金銭的な損得から言うと、損なのです!」とはっきり書いてあるところもあります。必要性が高いもの以外は、保険に頼らない冷静さも必要です。預貯金で対処する方が、賢いこともあるのです。


しかし、生命保険には、預貯金では不可能な小さな負担で大きな保障が得られると言うメリットがあるのは確かです。契約して3か月後に夫が亡くなったようなときは、生命保険に加入していればすぐに大きな保障が手に入ります。(だからこそ、保険金がらみの殺人事件が今も昔もあるのですね。)そして生命保険に入ると、何よりも「これで大丈夫」と、何となくほっと安心感を得ることができることもメリットのひとつと言えるかもしれません。


しかし万が一のときの安心を買おうと、いくつかの保険に入ったのはいいけれど、満期まで支払わねばならぬ高額な保険料のせいで、気づいたときには日常の生活資金を抑えなければいけない「保険金ビンボー」の状態になっているということもあるとのことです。中途解約などしたら、たちまち元本割れですし。


保険は、まだ定年前の現役の時に、勧誘されるままに入るケースが非常に多いといいます。退職金がはいるのだからこの際・・・などと、日常手にしない高額が入るとなると、ついどこか気が大きくなったりして、必要ない保険にまで入ったり、投資に手を出したりするものです。老後に少しでもプラスになるだろうと先を見越したつもりで保険に加入したはずなのに、一度加入すると、固定費として最後まで支払い続けなければならない商品です。特に「特約付き」はぐっと支払料が割高になります。一時的な御祝い金などをもらうよりも、月々の支払いが少しでも小さい方が本来はいいはずです。そして年齢が高くなればなるほど、死亡保険金に対する保険料は高くなるのはあたりまえですね。年齢が上がれば死亡する確率が上がるのですから。60歳の時点までに、ある程度の貯蓄ができているのなら、子どもも独立している60歳以降の死亡保険は家計に大きな影響を与えるので、本当に必要かどうか考えてみる必要があるかもしれません。


死亡保険には、掛け捨てのものから貯蓄ができるものまで、いろいろなタイプがあります。保険に入るときは、将来の自分の状況をきちんと分析・認識すること。よくある成人病特約や乳がんなど女性特有の病気などは、加入時の年齢や家族の病歴など、実際に保障すべきことかどうかは検討が必要です。例えば30代の若い人が10年後に糖尿病で死ぬ確率は低いのですから。また、収入が途中で落ちたり、年金生活になっても保険料を支払えるのかを考えることは必須条件ですね。